インディアン・グラインディング・ロック州立公園は、1850年頃までここで暮らしていたミワック・インディアンの歴史遺産を保護しているユニークかつ神聖な気が漂う公園です。まず最初にミュージアムを訪ねることをお勧めします。残念ながら、今回は山火事避難のため展示物がほとんど撤去されていましたが、彼らの当時の生活や白人の到来でこの地を追われていった歴史がわかりやすく説明されていて、園内の散策にも理解が深まります。公園内には、住居として使われていた木の皮のティーピーや、北米で最大規模のチャ・サ(Chaw-SE)があります。
聞きなれない言葉ですが、チャ・サ(Chaw-SE)とは、インディアン達が主食のどんぐりの粉ひきをするために使った、1185個の穴のある巨大な石のことです。どんぐりの粉ひき作業はただの料理ではなく、神聖な儀式に近いものだったらしく、その周りは柵で囲まれ保護されています。またその側には、宗教儀式が行われた大きなホールが建っています。自然と調和したインディアンの生活は、白人により、宗教、生活、土地を奪われ、破壊されて行きました。そんな彼らの霊魂がまだそこに残っているように感じられました。森の中の緩やかなトレイルは、とても静かで、ハイキングというよりは、瞑想ウォークという感じでした。小さくて地味な公園ですが、カリフォルニアの貴重な歴史残る所ですので、一人でも多くの方に行っていただきたいな、と思います。 Indian Grinding Rock State Historic Park 14881 Pine Grove Volcano Rd, Pine Grove, CA 95665
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少し時間がたってしまいましたが、日本語週刊誌「ベイスポ」の「今後の暮らしの備え方」特集で、私のサクラメントに関する記事が出ましたので、ご紹介させていただきます。今回の記事は、サクラメントでのリタイアメント生活に焦点を当てていますので、ご参考いただければ幸いです。
UCデービスの 東アジア言語文化学部 で日本語講師として教鞭を取りながら「シベリア抑留」研究を始められ榊原晴子先生は、大学引退後もライフワークとして研究を続けられています。9月25日(土曜日)午後四時から、ひまわり会主催で、榊原先生のオンラインセミナーが開催されます。どのような経緯をたどって「シベリア抑留」研究に至ったか、その行程での貴重な出会いなど大変興味深いお話が聞けることと思います。また「シベリア抑留」という言葉は聞くことがあっても、日本の学校教育ではきちん教えられていないというのが現状です。日本人として知っておくべき史実「シベリア抑留」を学ぶ、絶好の機会ですので、是非ご参加ください。オンラインセミナーですので、どこからでも参加できますが、定員100名ですので、ひまわり会のウェブサイトからお早目に予約されることをお勧めします。
ひまわり会 himawarikai.org 今年はフォルサム湖の周辺に紫のルピナスの群生が発生し、多くの人出で賑わっています。ルピナス(Lupine)は花の様子がフジに似ていて、下から咲き上がるため、ノボリフジとも呼ばれるそうです。グラナイトベイのDouglas Blvd.をレイクに向かい東に走ると州立公園のゲートがありますが、新聞でも取り上げられたせいか、週末などは車の行列ができるぐらいの混みようでした。(入場料一台12ドル)ビークス・バイト(Beek Bights)やラトルスネイク・バー(Rattlesnake Bar) 近くの駐車場に停め、トレイルを行く見られます。(写真上段三枚)
また、レイクの南端、Green Valley Rd. とSophia Parkwayが交差するところにも湖の入り口と駐車場があり、水の低くなった湖畔を右沿いに15分ぐらい歩いていくと紫の群生が見られます。こちらは、方向的にサンセットが見られて夕食後のお散歩に良い感じです。(写真下段3枚)夕暮れ時のそよ風に乗って花の甘い香りがしてきました。 5月に入り、日中かなり暑くなってきていますので、そろそろ見納めかと思います。まだ行かれていない方はお急ぎください。 サウス・ユバ・リバー・パーク(Penn Valley)のバターミルク・トレイルのワイルドフラワー、今がピークです。私はこのトレイルが大好きで、以前にも同ブログでご紹介しましたが、4月初旬から今週末(4月10日、11日)までがピークだそうですので、お知らせします。ユバ川を見下ろすトレイルの両側をカリフォルニア・ポピー、ルピン(紫)その他、可憐な野花が埋め尽くし、夢心地です。緩やかなハイキングコースは片道ゆっくり歩いても一時間ぐらいです。ポピーは夕方になると花びらが閉じてしまうので、午後三時前にはトレイルに入っていただきたいです。年に2,3週間しかないチャンスですので是非お見逃しなく!帰り道にはネバダ・シティのオールドタウンでお食事も良いと思います。美味しいレストランが沢山ありそうですよ~。
注意‼)GPSを使っていく場合には、South Yuba River State ParkにCovered bridgeを加えた方が安全です。以前Covered bridgeを入れず、GPSに従って行ったら、舗装もされていない山道に誘導され、しまいには、目の前に川が出現し、恐る恐る車で渡った経験があります。飛んでもなく時間がかかってしまいました。Covered bridgeは現在工事中で、Covered になっていませんが、その横と向かい側に駐車場があります。駐車は一台$5です。 カルメア・ワイナリーは、スパイラルに刈られた植木、色とりどりの花々、パティオの赤いパラソルでウキウキするような楽しい雰囲気満載です。スパークリング・ワインが人気のワイナリーです。アーモンド、ラズベリー、ストロベリー、ピーチがありますが、私達の間ではピーチが人気でした。お爺さんが、現在、醸造中の赤ワインを樽からスポイトで取り出し、試飲させてくれるなどサービス満点。美味しかったですよ~。
この日はオーナーの奥様お手製のスープが振舞われました。トマトのざく切りとポークソーセージが入り、とっても美味しく、男性郡は何度もおかわりしていました。お孫さんが農業実習の一環として子豚から育てた豚さん(写真)で作ったソーセージだそうです。お孫さんたちは、さすがに喉を通らなかったとのこと。そりゃそうです。愛情をもって育てた動物を食べるのは辛すぎますね。「スープ美味しかったです、ご馳走様でした。」とお礼を言ったら、「それじゃ、持って帰りなさいよ。」と、コンテイナーにたっぷり入れて持たせてくださいました。感動です! 通常のワイン・テイスティングは一人$5と、とっても良心的です。おしゃれでフレンドリーなカルメア・ワイナリー、是非また行きたいと思っています。 小高い丘の上に、ガラス張りの近代的なテイスティング・ルームがあるアイロン・ハブ・ワイナリー。カウンターの向こうにビンヤードを眺めながらのテイスティングもいい感じです。写真の女性はオーナーさんですが、サーバーの方たちもみなさん、とても丁寧にワインの説明をしてくれました。外にはオープンなパティオがあり、360度ぐるっと葡萄畑を見渡せる眺望と解放感が楽しめます。お弁当持参でピクニックも大歓迎とのことでした。この日は、ロゼを買い求めました。コンサートなど各種イベントもあるそうなので、是非、ウェブサイトをご覧ください。
通常のワインテイスティングは一人$10で、ボトルを購入すると、そこから$10を引いてくれるそうです。ワインは$24~42ドルです。 Iron Hub Winery & Vineyards 12500 Steiner Road Plymouth, CA 95669 (209) 245-6307 1-(800) 778-WINE info@ironhubwines.com 友人夫婦に誘われて、サクラメント・カウンティの南東隣、アマドー・カウンティのワインテースティング・ツアーに行ってきました。なだらかな丘に葡萄畑が広がるアマド―・カウンティには数多くのワイナリーが集まっています。ワイン学科が世界的に有名なUCデービスが近いのも、ここにワイナリーが多い理由でしょう。周辺のワインメーカーさん多くが大学関係者のようです。さんさんと降り注ぐ太陽と緑の丘を眺めながら、ヨーロッパ出身の友人は「ここは、40分で行けるタスカニーよ」とため息をついていました。私が撮った上の写真ではその感動は伝わらないかもしれませんが、実際、本当に素敵なところです。
Behind the Cellars Door2021と呼ばれるこのイベントは40件以上あるワイナリーから4件を選び、順番に回ってワインテイスティングを楽しむというもの。通常のワインテイスティングと違って、テーブルに案内され、4~6種類のワインに軽食(おつまみ?)が付きます。ツアーのチケットは一人35ドル。ワインを飲まないDesignated Driverは軽食のみで15ドルです。来年このツアーに行かれたい方は、人気ワイナリーは予約がすぐにいっぱいになってしまうので、チケットを買ったら早目に予約されるといいでしょう。 普段のワインテイスティングは屋内のカウンターで試飲し、ボトルを購入して、外のパティオでグラスを傾けながらくつろぐという流れです。ワイナリーによっては食事を持参し、そこでピクニックすることもできます。 ワインを計20種類以上をいただき、タスカニー気分を味わい、すっかり幸せ気分になりました。ただ、ワイナリー4件は私には多すぎる感じでした。次回は、ワイナリー2件で充分満足できそうです。是非おにぎりを持って行きたいです。(ワインとの相性はいかがなものか・・・?) 今回行った、ワイナリーで気に入ったところを次にご紹介します。 アメリカンリバー沿いにある「セイラ―・バー公園」では、川辺に咲き誇る黄色いポピーが見頃です(3月14日現在)。サラサラ流れる川と可憐な野花に囲まれての散歩はとてもリラックスできます。この時は、オレンジ色のカリフォルニア・ポピーはあまり咲いていませんでした。もしかすると今は、もっと多種類の花が咲いているかもしれません。川沿いのトレイルはきれいに整備されていますが、小石がゴロゴロしていますので、スニーカーを履いていきましょう。川沿いと内側の野原と森のトレイルがループになっていて、ゆっくり歩いても一時間ぐらいで一周できると思います。ボート・デックがあるので、ここからカヤックやボートを下ろすこともできます。
ハイウェイ50をHazel Ave. Exit で下り、北に向かいWinding Wayで左折します。ぐるっと一周するなら、どのパーキングからでもトレイルにアクセスがありますが、ボートを下ろすなら、Illinoi Ave.から入り二つ目のパーキングが良いでしょう。詳しくは公園ウェブサイトのリンクの地図をご覧ください。駐車料金は$5。 「ジャパンディ」って聞いたことありますか?「ジャパニーズ(日本風)」と「スカンディナビアン(北欧風)」を合わせた造語で、今、世界のインテリア・デザイナーの間で話題となっているスタイルです。両者に共通するシンプルさと機能性に、日本的な暖かい色合いと自然素材を取り入れた落ち着いた雰囲気が人気を呼んでいます。「ZEN(禅)」「Wabi Sabi (わびさび)」)はたまた「Dan Sha Ri (断捨離)」などという日本語が世界共通語になり、日本の精神文化が注目され、憧れの対象になるなんて、とっても嬉しいことです。断捨離を世界に広めた、こんまりさんの功労とも言えるでしょう。
まずは壁ですが、北欧は年間を通して日が短いため、少しでも部屋が明るく感じられるように白壁が基本です。一方、日本家屋は、それより暗めの黄土色や緑、アーストーンが中心です。家具は、籐、竹、ヒノキなど自然素材を使い、床に近い低めの設定となっています。照明や装飾品も、竹、籐、和紙、麻、土素材ものが中心です。ひびが入っていたり、少し形の崩れた花瓶やお皿など、不完全の美を愛でるという「わびさび」の精神も、ジャパンディの特徴です。自然と一体化した、心落ち着く和の生活、いいですよね~。 私がごちゃごちゃ言うよりも、多くのインテリア・デザイナーの方たちがYouTubeビデオで紹介されていますので、そちらをご覧いただいた方がわかりやすいと思います。以下、いくつかリンクを貼っておきます。ご興味のある方は、どうぞ! ニック・ルイスさんのビデオ ポッシュ・ペニーズ、ビビアンさんのビデオ |