ナパはサクラメントから一時間ちょっとで行ける、デイトリップにはもってこいのデスティネーションです。ほとんどの方がワイナリーとグルメレストランを楽しみにナパにお出かけになると思いますが、ワイン・ティスティングの合間にお散歩を兼ねた美術鑑賞もいいですよ。ナパのダウンタウンから車で約10分、ここ、ディ・ロサ美術館は、葡萄畑に隣接する広大な庭園に現代アートの彫刻が展示されています。観る人がそれぞれの感覚で受け取ってくれればいい、ということで、各展示物には説明がついていませんが、展示物について詳しいことを知りたければ、無料のガイドツアーもありますので、参加されるといいでしょう。入口から池に添って、ハイキングしても良し、園内を走るバスに乗ることもできます。
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バイク・パーティ・サクラメントは有志、数百人が集まり、自分のバイクに思い思いのライトや飾りを付けて、ダウンタウンを走り回ります。毎月第一金曜日の夜7時からスタートして、途中の休憩を含めて全行程二時間ぐらいです。子供からシニアまで、スクーターや車椅子で参加する人もいて、誰でもウェルカムなフレンドリーなイベントです。普段、ダウンタウンで道路のど真ん中を走るなんて考えられないので、なかなかの爽快感。イベント中は警備の人も出て誘導してくれるので、危ないこともありません。ルートやスタート地点は、毎回違いますので、フェイスブックページから確認してお出かけください。ちなみに参加無料、登録なども必要ありません。
マイニング(鉱業)最盛期、1880年代に敷かれたプラサビル・アンド・サクラメント・バレー・レイルロードはフォルサムのオールドタウンからプラサビルまで続いています。現在は、観光用の機関車が時々走るだけですが、歴史を刻んだ線路はそのまま残っていて、知る人ぞ知る素敵なハイキングルートです。フォルサムの南側、Placerville Rd.とWhite Rcok Rd.の交差する辺りに車を駐車して、線路沿いの道を歩き始めます。線路の上を歩いても良し、その脇の小道を歩いてもよし。いつか観た映画「スタンド・バイ・ミー」の場面と重なります。ストーリーはよく覚えていないものの、何か心にジーンと来るものがあったような…。もう一度、観て見よう、などと考えながら、のどかな草原、森を抜け、川を渡り、延々と続きます。川を渡るところは、線路を歩くしかなく、枕木の隙間から下方に水流が見えるので、ちょっとスリリングです。高所恐怖症の人には向かないかもしれません。でも、冬の優しい日光と穏やかな美しい緑豊かな光景に浸っていると、足が自然に動いてしまいます。そして、なんと8マイルで目的地、ヒストリック・ポイントであるラトローブ駅に到着。清々しい達成感に浸るも、翌日は、膝ががくがく、足に水膨れができるなど、やはり8マイルは難関でした。全行程の中間地点ぐらいで、Latrobe Rd.に出るので、その辺で誰かに車で迎えに来てもらい、後はラトローブ駅までドライブして行くのもいいかもしれません。次回はラトローブ駅から、シングル・スプリングス、プラーサビルまで、歩いてみようという話になっています。
以下の地図では、ラトローブ駅をピンポイントしていますが、そこから出ている薄いグレーの線が線路です。 今年は我が家のレモンが大収穫だったので、年間を通していつでも楽しめるよう、輪切り、櫛切りにして冷凍しています。朝一番のレモン水は身体に良いそうなので、毎日飲んでいます。今年は、知り合いの方から自家製ポン酢ができるとお聞きして、それも作ってみました。冷蔵庫保管で一年ぐらいもつそうなので、とっても便利です。今、冷蔵庫で寝かし中ですが、まろやかで美味しいポン酢が出来上がるのが楽しみです。作り方は、このリンクを教えていただきました。ご興味のある方は、どうぞ!
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は寅年ということで、大きな変化(良い意味での)やワクワクするような冒険を期待したいところです。 早いもので2022年がスタートして11日がたちましたが、皆さん、楽しいお正月を過ごされましたか? 私達は、インターネットも携帯も通じない秘境の温泉地で過ごしました。コンピューターや携帯がないと、時間がゆっくり流れていき、心底リラックスできました。時には、こういうテクノロジーのデットクスも必要だと感じました。 コロナ生活も三年目になり、そろそろ終焉を期待したいところですが、私の周りでは特に若者の感染が頻発しています。重症なケースはあまり聞かないのですが、ワクチン接種をしている人でも、どんどん感染しています。二次感染が気になり、たびたびPCR検査を受けに行く今日この頃です。一日も早く集団免疫ができて、常に付きまとうコロナ疑惑から抜け出すことを願って止みません。 昨年はこのブログを通じて、都心部からサクラメントへのお引越し、不動産投資、自宅時間が長くなったため生活環境を変えたい、などというご相談を沢山いただき、出来る限りのお手伝いさせていただきました。今年はさらに多くの方々のお役に立ちたいと思っております。そして、コロナ禍にあって、少しでも楽しく過ごせるようなご提案をブログ記事として書いていきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。 2022年1月11日 バティーノはづき 408-888-6517 西部最大のゴーストタウン「ボーディー」。木枯らしの吹く荒野にスプーキーな雰囲気、奇しくもハロウィーン当日に行ったというタイミングは天才的!(たまたまなんですが…)でも、ここでトリック・オア・トリートをやっているわけではありませんので、お子さんを連れて行ったら大ブーイングです。
「ボーディー州立歴史公園」は、1877年から1881年にかけて、ゴールド・ラッシュで栄えた町の姿が当時のまま残っている、とても珍しい歴史公園です。ハイウェイ395号線から山側に入り、家や店も、本当に何もない山道を延々と走ること30分。最初の写真を見ていただけるとわかると思いますが、ずっとこんな感じで、最後は舗装もしていない小石道になり、ひたすら走ります。すると唐突に、茶色い建物が建ち並んだ、異様な雰囲気の集落が見え始めます。1859年にニューヨークから来た、W.S. ボーディと言う人が、ここに金を発見したそうですが、なんでこんな所まで来たんだろう?どうやって金を見つけたの?と、とっても不思議! 最盛期には8000人の住人がいたというボーディーでは、一獲千金を狙った荒くれ者たちが、お酒とギャンブル、喧嘩に明け暮れたそうです。今となっては荒涼とした山間に置き去りにされた住居、教会、学校、金鉱や工場など寂しげな佇まいですが、現存の建物は当時の5%といいますから、かなり大きな町だったんでしょう。 繁栄していたのが4年間だけという超インスタント・タウンですから、建物はどれもやっつけ工事の木造あばら家です。冬が大変厳しく、雪が20フィートも降る土地柄を考えると、こうして140年以上も保存されていること自体が、びっくりです。町を保存するために、ボーディー基金のボランティアが、一生懸命つっかえ棒をしたり、修理したりされているようです。サクラメント・オールドタウンなど、ゴールド・ラッシュ時代の街並みを綺麗に修復した観光名所はいろいろありますが、ゴーストタウンがそのまま残っているのはとても珍しいです。是非一度、ボーディーを訪ねてみてはいかがでしょうか?でも正直言って、少々薄気味悪くもあるので、お子様たちにはどうかな?と思います。 入場料一人8ドル。一部3ドルのセルフガイド・ツアーのブックレットもあります。 モノ湖に行く途中にあるブリッジポートという街に、ワイルドな自然温泉「トラバティーン・ホット・スプリング」があります。管理者も、脱衣所やシャワーもない(トイレだけあります)、自己責任の無料の温泉です。ハイウェイ395号線からJack Sawyer Rd.に入り、少し行くと看板があるので、そこを入ると、後は舗装されていないデコボコ道です。どこまで行くんだろう?と思っているとパーキングが見え、そのすぐ横に温泉があります。でもここで止まってはいけません。矢印とか看板がないので、少しわかりにくいですが、トレイルがあり軽い傾斜道に沿って歩くと、湯煙の立つ大きな岩があり、温泉が湧き出でています。お湯の温度も、ぬるま湯、ちょうどいい温度、熱め、など、湯舟によって違うので、いろいろ試してみるといいですが、なにせ知る人ぞ知る有名温泉なので、結構な人の入りです。シエラ山に沈む夕日を眺めながら、いい湯だな~、は最高です。また、この岩風呂から、さらに下がっていくと、草原のあちらこちらに温泉穴があって入れます。(中には水が冷たい所もあるので注意)くれぐれも、着替える所はありませんので、湯冷めをしないように、タオルやバスローブをしっかり持って行かれてください。久しぶりの温泉で、大満足しました!
なかなか行く機会のなかった、イースタン・シエラにシーズン終了ギリギリセーフで行ってきました。ヨセミテ国立公園までは、みな一度は行ってみようと思うと思いますが、山越えして、その先のイースタン・シエラまで足を延ばす方は少ないのでは?私も然り、そんな感じでチャンスを逃していました。サクラメントからだと、ハイウェイ50でサウス・レイクタホに向かい、手前の89番で南下すると、時短で行きやすいのです。でも雪深い所なので、11月早々に89番道路が閉鎖されるため(積雪の状況によるので行く前にはチェック)、行くなら5月~10月がよろしいかと思います。
イースタン・シエラの素晴らしさは、観光化されておらず、とにもかくにも大自然が堪能できるところです。眺望ポイントからモノ湖を見下ろすと、眼下に広がる盆地のスケールの大きさに圧倒されます。10月の最終末だったので、雪化粧のシエラ山を背景に、まだ紅葉が綺麗でしたが、プライムタイムは10月中旬のようです。 モノ湖にはトゥファ(Tufa)と呼ばれる、尖った石灰岩の群集が多数あることで有名ですが、その神秘的な様相には心を奪われます。北アメリカでもっとも古い湖の一つであると言われ、アルカリ性で非常に塩分濃度の高い塩湖なので、夏はプカプカ遊泳を楽しむ人で賑わうそうです。今回はオフシーズンということもあって、聞こえるのは、鳥たちが水遊びをする音と時々上空を通る飛行機の音だけという、ほぼ無音状態がまた素晴らしかったです。ハイウェイ395沿い、リー・バニングのダウンタウンにあるモノ・レイク・インフォメーション・センターでは、湖の歴史や情報がわかりやすく展示してあるので、まずはそこで知識を仕入れてから行くと、理解が深まりもっと楽しめると思います。最もモノ湖らしい風景を堪能するなら、南下のサウス・トゥファへ行かれることをお勧めします。 インディアン・グラインディング・ロック州立公園は、1850年頃までここで暮らしていたミワック・インディアンの歴史遺産を保護しているユニークかつ神聖な気が漂う公園です。まず最初にミュージアムを訪ねることをお勧めします。残念ながら、今回は山火事避難のため展示物がほとんど撤去されていましたが、彼らの当時の生活や白人の到来でこの地を追われていった歴史がわかりやすく説明されていて、園内の散策にも理解が深まります。公園内には、住居として使われていた木の皮のティーピーや、北米で最大規模のチャ・サ(Chaw-SE)があります。
聞きなれない言葉ですが、チャ・サ(Chaw-SE)とは、インディアン達が主食のどんぐりの粉ひきをするために使った、1185個の穴のある巨大な石のことです。どんぐりの粉ひき作業はただの料理ではなく、神聖な儀式に近いものだったらしく、その周りは柵で囲まれ保護されています。またその側には、宗教儀式が行われた大きなホールが建っています。自然と調和したインディアンの生活は、白人により、宗教、生活、土地を奪われ、破壊されて行きました。そんな彼らの霊魂がまだそこに残っているように感じられました。森の中の緩やかなトレイルは、とても静かで、ハイキングというよりは、瞑想ウォークという感じでした。小さくて地味な公園ですが、カリフォルニアの貴重な歴史残る所ですので、一人でも多くの方に行っていただきたいな、と思います。 Indian Grinding Rock State Historic Park 14881 Pine Grove Volcano Rd, Pine Grove, CA 95665 少し時間がたってしまいましたが、日本語週刊誌「ベイスポ」の「今後の暮らしの備え方」特集で、私のサクラメントに関する記事が出ましたので、ご紹介させていただきます。今回の記事は、サクラメントでのリタイアメント生活に焦点を当てていますので、ご参考いただければ幸いです。
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