サクラメントから2時間で行けるレイクタホは日帰り旅行でも、ホテルに1,2泊してのんびり周辺を散策するにもよいところです。シエラネバダの山々に囲まれた湖は、規模の大きさ、透明度の高さでも世界有数。タホへはハイウェイ80で湖の北側トラッキーから行くか、ハイウェイ50でサウス・レイクタホから行くかのどちらかです。今回は湖西側の国道89番沿い、エメラルド・ベイ州立公園に行ってきました。湖側の駐車場横には大きな岩山があり、そこから雄大なレイクタホと、エメラルド・ベイが一望できます。残雪の白いシエラネバダの山々と紺碧の湖面のコントラストが、すがすがしい美しさを醸し出しています。駐車場から、トレイルを1マイル下ると、水際に到着します。1マイルと言っても、駐車場から湖畔まで500フィートも下がるので、結構きつい傾斜です。またレイクタホは約6千2百フィートの標高なので引き返す昇り坂では少し息が切れました。ご注意ください。ビーチには桟橋やテーブルがあり、水遊びやピクニックもできます。また、湖畔にバイキングスホルムと呼ばれる、大きな石造りの歴史的建造物があります。1928年ごろに、スカンジナビアの建築を真似て建てられたもので、凝った彫刻が施されたどっしりとした木製のドアや梁、ソッド・ルーフというフサフサ草の生えた屋根は今でいうエコ建築、屋敷全体が時空を超えた芸術作品です。5月から9月までのみ見学ツアーがあります。季節外れに訪れる場合は中庭まで入ることができ、それだけでも見る価値あると思います。
http://www.visitinglaketahoe.com/
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日本庭園に囲まれた閑静な建物は、なんと日本酒メーカー、月桂冠の工場です。シエラネバダから流れてくる水が本社京都の水質に最も近いということで、ここフォルサムが選ばれたそうです。社屋の周りは鯉やアヒルが遊ぶ、日本情緒の池に囲まれ、ちょっと料亭のような雰囲気。社屋の向こう側に工場があり、製造工程を見学することができます。テースティング・ルームでは、フォルサム産と日本産の各種酒の説明を聞きながら、いろいろ試すことができます。よく冷えたお酒をたっぷり注いでくれますが、たしなみのある人は、ちょこっと味見をして、残りは捨てます。でも貧乏性な私は、こんな美味しいお酒捨てるんなんて~、と全部飲み干してしまいました。いい気分になり、さすがに帰りは運転を変わってもらいました。親族6人でお邪魔しましたが、それぞれ好みのお酒を買って帰りました。極楽気分の午後でした。
試飲室 月ー金 午前9時から午後4時まで。第2土曜日は午前11時から午後 工場見学 月ー金 午前9時から午後3時半まで。 1136 Sibley St, Folsom, CA 95630 Phone:(916) 985-3111 なぜか最近、友人の話や地元紙「サクラメント・ビー」などでも取り上げられ、気になっていたアマドア・カウンティ、ボルケーノにある「ダッフォディル・ヒル(水仙の丘)」。サクラメントから16号線で東に向かい約1時間半の日帰りスポットです。最盛時には30万株の水仙が花畑を埋め尽くす見事な景観を求めて世界中から人々が集まってくるそうです。明日雨が降ったら今シーズンは終わりと聞き、大急ぎで行ってきました。行き交う車もまばらな静かな山間の道をしばらく走ると、突然、車で埋まった大きな駐車場と交通整理の警官が現れ、「ダッフォディル・ヒル」の門に到着します。中に入り階段を上がると、緩やかな丘に黄色い水仙の花がみごと一面広がり、大勢の人達がそれぞれの春を楽しんでいます。ここはゴールドラッシュ時代、開拓者たちの停泊地として賑わっていたそうで、当時の名残のさび付いた農機具や古い作業小屋が雰囲気を添えています。1880年代に初代の農場オーナーが祖国オランダを懐かしみ、家の周りに水仙を植え始めたのを、次のオーナー、マクラフリン夫妻が引き継ぎ、その伝統は今日まで同家の子孫によって受け継がれています。毎年新たに約7千個の球根を植えるそうです。こんな素敵な花畑を、入場も駐車場も無料で公開しているマクラフリン家の懐の深さがすごい!花の美しさは、なんの見返りを求めるでもなく、ひたすら咲き続ける健気さだと思いますが、同家の姿勢もそれに通じるところがあります。ありがたいですね~。 一般公開は、通常3月上旬から、毎日午前10時から午後4時まで。咲いている水仙の花が25%になった時点で閉鎖だそうですので、まずは電話で確認してから出かけくださいね。 18310 Rams Horn Grade, Volcano, CA Phone 209‐296-7048 http://www.suttercreek.org/sutter-creek-events-daffodil-hill-amador-county.html お天気の良い日は植物園で爽やかランチタイム
サクラメントからハイウェイ80でリノ方面に30分、ルーミスのダウンタウンにある「ハイ・ハンド・ナーセリー&カフェ」は、レトロな工場風建物とトランプを広げた手のイラスト看板が目印です。ナーセリー、レストラン、ギフトショップが隣接しています。センス良く造形されたナーセリーは季節の花に彩られ、ガーデニングのアイディアがいっぱいです。総ガラス張りの温室の中のレストランは、まるで植物園で食事をしているような素敵なセッティング。地元の有機野菜を使ったグルメ・サンドイッチや、名物のホームメード・ポテトチップスをアツアツのうちにアーティチョーク・ディップにつけて食べるのが定番です。お天気の良い日のちょっとスペシャルなランチデートにお勧め。かつてフルーツの梱包工場だった建物の中には園芸ショップ、アート・ギャラリー、地元のオリーブやワインのテースティン・ルームがあり、お土産ショッピングのような旅行気分を楽しめます。http://highhand.com/highhand_v2/ 1万5千本のチューリップ、感動の花園
私が毎年春に訪れるとっておきの場所をご紹介します。サクラメントから約一時間、ネバダシティのダウンタウンを通りぬけ、山道を走ること30分。ヨガのリトリート「アナンダ・ビレッジ」の「クリスタル・ヘリテージ・ガーデン」には1万5千本のチューリップが咲き誇り、訪れる人々を魅了します。毎年3-4月期間限定で一般公開されます。 渓谷を一望する、山の傾斜に位置する庭園には、チューリップの他にも藤の花、スミレ、バラなど各種、色とりどりの花が咲き乱れています。その美しい景観には思わずため息。花の妖精たちがスイスイっと飛んでいるかのような清い気を感じます。時間によってはピアノ演奏もあり、花畑と妖精とショパンの調べ・・・天国ってこんなところなのかな~?と思わずにはいられません。 知る人ぞ知る感動の花園・・・皆さまも、ぜひ癒しと至福のひと時を味わいにお出かけください。2016年は4月1日から公開だそうですが、チューリップの咲き具合などによって多少前後するので確認してからお出かけください。入場料は1人$5、12歳以下無料。 詳しくはウェブサイトをご覧ください。http://www.crystalhermitage.org/ |